2 年前にクルミを連れて訪れたこの滝、今日は妻と二人で散策しました。クルミがいなくなって 2 週間が経過しようとしています。まだ、家で聞こえなくなった彼の声に違和感を覚えます。そして、クルミと訪れた所に来ると、彼を抱いて歩いた記憶が蘇ってきます。徐々に思い出は薄れていくのでしょうが、少しでも長い間、彼のことを思い出してやりたい、そんな思いで歩いてきました。





これまで 30 年以上に渡ってお世話になった K 獣医師に挨拶してきました。最初の愛犬がこの病院に訪れた時とは場所が変わっています。いつも笑顔で迎えてくれる K 医師は私たちの相談事に常に丁寧に対応していただきました。本当に感謝しています。K 医師も「もう私も、子犬が来てももらえない歳になりました」と言われ、お互いに苦笑いしてしまいました。いつも混んでいるのですが、最近は予約システムがあって助かっていました。K 医師、スタッフの方々と挨拶して帰宅しました。https://zephyr-ah.jp/
今月 7 日に入院して以来、クルミくんがその目を開けることはありませんでした。そして 13 日の未明、入院先の病院で息を引き取っています。2010 年 3 月に我が家の一員となったクルミくんとは 15 年以上も一緒に時間を過ごすことができました。これまで長い年月を犬と生活した私たちにとって、犬が居なくなった我が家はなんだか静かでもの寂しい雰囲気があります。天国で再会していると願います。楽しい、そして多くの思い出を残してくれた犬たちに感謝です。昨日、火葬していただきました。担当された女性の方は小さな骨をひとつづつ、とても丁寧に拾い上げてくれました、感謝です。クルミくんの尻尾がとても長かったことが骨からも明白でした。
今年も四十雀の小鳥たちが産まれて、巣箱の中で親鳥たちが餌を運んで来るのを待っています。小鳥たちの囀りから何羽産まれたのか想像して楽しくなります。夏椿の若葉が茂ってきて巣箱を良い塩梅に隠してくれています。レモンの花も咲きました。昨年は 7 つ実ができたのですが、今年は 3 つしかできそうにありません。毎年、この時期は新しい発見があって楽しい時期です。しかし、クルミくんは入院したまま、今日も目を覚ましていませんでした。やっと発作が収まり、鎮静剤の投与も 2 日前から終わっているのですが、意識が戻ってくれません。獣医とも相談してこの先の介護をどのようにするか決めることになります。ここ 2, 3 日で今後の生活を決めます。
数日前まで元気に吠えていたクルミくんですが、昨日の朝、痙攣発作を発症、6 時から妻と二人で、苦しむクルミくんの側で声をかけ続けました。8 時頃には強い痙攣を起こし、本当に苦しそうでした。終始、手足を激しく動かし、まるで何かから逃げているようです。獣医に連絡がつく時刻まで待って電話で相談し、緊急で入院させることとしました。酸素室に入り、鎮静剤を投与されたクルミくんは眠りながらも手足を動かしています。もうこれでお別れかと覚悟はしているのですが、元気なクルミくんに戻って来て欲しいと願っています。痙攣発作の原因は内臓系ではないようで、おそらく脳の障害だろうとのことです。「息が止まった時、蘇生をしますか?」と聞かれた私たちはそのまま、楽にしてあげるようお願いして病院を後にしています。今日もクルミくんに会ってきました。薬が切れてくると手足を激しく動かすようです。眠っているクルミくんを見て、延命させてしまっていることに自己嫌悪を少し覚えています。しかし、妻と二人、苦しんでいるクルミくんを目の前にした時のことは忘れません。獣医に頼るしかありませんでした。静かになってしまった家の中です。
犬の年齢は人間の 5 から 7 倍と言われているように、クルミくんの容体は急激に悪化してきています。先月までは無かった徘徊、無駄吠え、排便、排尿が多くなりました。クルミくんが起きている間は目が離せない状況です。昨夜は遅くまでクルミくんが起きていたので、妻と私は寝不足の一日でした。夜間に診療をしている動物病院で薬を出してもらおうと思ったのですが、クルミくんが 15 歳と聞くと、体良く断られてしまいました。4 軒の病院に電話をしてみましたが、どこも受け入れてくれませんでした。仕方なく、朝まで待って、かかりつけの獣医で抗かんてん薬を処方していただきました。これで今夜は眠れることを期待しています。これまで我が家にいた愛犬たちには無かった認知症で苦しんでいます。